法人携帯の私用パケットを防止する方法解説！おすすめの管理サービス紹介【お役立ち情報】 | OFFICE110

ここからは、法人携帯の私用パケット通信で懸念されるリスクをお話ししたあと、私用パケットを防止するために効果的な、おすすめの管理サービスをご紹介します。

現在、法人携帯の私的利用や私用パケットでお困りの経営者の方は、今後の参考として最後までぜひご覧ください。

法人携帯の私用パケット通信で懸念されるリスクとは？

1-1.リスク➀：通信コストの増加

法人携帯も個人契約と同じように、1台ごとに月額料金が発生しますが、私用パケット通信が増えれば、通信コストの増加が懸念されます。

そこで、ソフトバンクの法人契約基本料金プランで確認してみましょう。
現在ソフトバンクでは、スマートフォン用の法人向け料金プランとして以下の2種類を提供しています。

◇ミニフィットプラン

1GB～5GBまでの間で、毎月利用した分だけ支払う料金プランです。 ※データ量が5GBを超えた場合、請求月末まで通信速度が送受信時最大128kbpsに低速化

利用データ量	月額料金
～5GB	7,980円
～2GB	5,980円
～1GB	3,980円

以上が基本料金プランになりますが、電話に関しては以下の通話オプションに加入すれば、かけ放題が可能になります。

このように電話に関しては、通話オプションに加入していれば、毎月定額の支払いに抑えられます。

しかしパケット通信に関しては、50GBおよび5GB以上利用すれば、それぞれ通信速度が低下してしまいます。
通信速度を解除するためには、以下のチャージ（追加データ購入）が必要になるのです。

そこで、私的なパケット通信が増えれば、通常の業務利用分に加算されますよね。
その結果、通信速度が低下する時期が早くなり、チャージが必要になるケースが増えてしまいます。

また、私用パケット通信を行う社員が増えれば、チャージなどのムダな支出が増加し、結果的に会社の経済的な損失を与えてしまうのです。

1-2.リスク➁：セキュリティ被害

次に、通信コストの増加よりも注意が必要なのが、私用パケット通信によるセキュリティ被害です。

社員が会社携帯を私物化して、以下のような行為を行えば、セキュリティ対策の意味がなくなってしまいます。

そこで、上記のような行為でウイルス感染した場合、不正アクセスによる情報漏えいだけでなく、社内システムまで感染し、より大きな被害が発生します。

万が一、顧客情報などの個人情報が漏えいするような事態が発生すれば、会社の経営に多大な悪影響を与えてかねません。

法人携帯でパケット通信などの私的使用を防止する方法

それでは、上記2つの対策について具体的に解説します。

2-1.私的利用防止のためには利用ルール（規定）の策定が重要！

私的利用を予防するために必ず行いたいのが、法人携帯の利用ルールや社内規定の整備です。

法人携帯の導入によってさまざまなメリットが得られます。
しかし、実際に利用する社員が本来の目的とはまったく違う使い方をしてしまっては、法人携帯を支給した意味がなくなるとともに、先程お話ししたリスクも生じます。

そこで現在、法人携帯を導入している多くの企業で管理体制の見直しが図られ、利用にあたってのルールや社内規定の策定が進められています。

会社によって異なりますが、「会社携帯使用の遵守事項」の中で『社用携帯電話の私的な利用は厳禁とする。』と明確に示すとともに、私的利用が発覚したときの罰則規定を設けておくと効果的です。

法人携帯の利用ルール・規定については、「会社携帯は利用ルール（規定）が重要！管理・設定する4つのポイント」こちらで詳しくご紹介しているので合わせてご覧ください。

2-2.利用状況のチェックには携帯キャリアの利用管理サービスの利用がおすすめ！

2-2-1.ドコモの管理サービス：あんしんマネージャー

引用元：ドコモ｜あんしんマネージャー

「あんしんマネージャー」はドコモのMDM（モバイルデバイス管理）になり、利用することでドコモ法人携帯の一元管理が可能になります。

アプリなどの機能制御や利用状況の監視ができるので、私的利用の防止に効果的。さらに、万が一紛失・盗難に遭ったときの遠隔ロックや初期化などのセキュリティ機能まで利用できます。

月額料金は250円/回線になりますが、初回1ヶ月間は無料で利用可能です。

そのほかに、「ご利用料金管理サービス」（無料：申し込み必要）を利用すれば、「ご利用内訳書」や「料金明細内訳書」のモニタリングができるので、各社員の利用状況の確認ができます。

2-2-2.auの管理サービス：ビジネスケータイフィルタリングサービス

引用元：KDDI｜ビジネスケータイフィルタリングサービス

ビジネスケータイフィルタリングサービスは、au法人携帯の利用にあたって、業務上必要なサイトのみにアクセスできるようにするセキュリティサービスです。

アクセス可能なサイトへの接続時間などの設定も管理画面で一元管理できるので、セキュリティリスクの防止に効果的です。
また、最大99個のグループが作成できるので、部署やグループごとに設定できます。

利用にあたっては、無料で利用可能になっていますが、申し込みが必要です

また、「au料金管理サポートサービス」（無料：申し込み必要）を利用すれば、利用料金に関する各種明細が無料でダウンロードできるので、社員別の利用状況の確認ができます。

2-2-3.ソフトバンクの管理サービス：法人コンシェルサイト

引用元：Softbank｜法人コンシェルサイト

法人コンシェルサイトは、法人携帯を管理するためのさまざまな機能が利用できる管理者向けサービスです。

社員が所持している状態で、遠隔で端末の制御・設定が可能になるほか、紛失・盗難の際もロックやデータ消去などのセキュリティ機能も充実しています。さらに、100人までの社員の位置を一斉に検索して地図上に表示できる機能も備わっているので、業務効率化にも効果的です。

また、同サイト内の「ご利用料金分析サービス」を利用すれば、各種料金明細が確認できるだけでなく、利用料金が一定額を超えると、メールで通知してくれるオプションサービスもあるので、インターネット通信など使い過ぎ防止に効果的です。

利用にあたっては申し込みが必要で、基本は無料で利用できますが、使いたい機能によっては月額料金が必要になるのでご利用の際は確認が必要です。

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今回はご紹介した携帯キャリアの管理サービスを含めて、法人携帯について疑問やご相談があればどんなことでもお気軽にお問い合わせください。

まとめ

法人携帯の利用にあたって、経営者の方が頭を悩ませるのが、私用パケット通信などの私的利用です。

私的な電話や私用パケット通信が増えることで、通信費の増加だけでなく、経営にも悪影響を及ぼすセキュリティ面での被害が発生する可能性もあります。

このようなリスクを回避するためには、社内で法人携帯の利用ルール・規定の策定とともに、定期的なチェックが必要になります。
今回は携帯キャリアの利用管理サービスをご紹介しましたが、利用することで利用状況のモニタリングやセキュリティ対策も合わせて行うことができます。

そこで、法人携帯の新規契約やMNP（携帯乗り換え）をよりお得に導入したいという方は、導入実績が豊富なOFFICE110までお気軽にお問い合わせください。それぞれプロのスタッフがワンストップで対応いたします。