有線LANの配線工事｜費用相場・工事の流れ・業者の選び方まとめ【お役立ち情報】 | OFFICE110

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有線LANの配線工事｜費用相場・工事の流れ・業者の選び方まとめ

インターネット環境を構築する際には有線LANと無線LANとがあり、それぞれ異なる特徴があります。

有線LAN工事で失敗しないためのポイントは、有線LANならではの特徴や注意点を把握したうえで、技術力や提案力の高い工事業者に依頼することです。

本記事では、有線LANのメリットとデメリットを踏まえて、工事費用の相場・流れ・業者の選び方など、押さえるべきポイントをわかりやすく解説します。

「有線LANの配線工事は自分でできる？」「有線LANの工事時間は？」など、よくある質問にもお答えしますので、オフィスの新設や移転でネット環境を整備したい方は必見です。

有線LANのメリット・デメリット

有線LANは、通信ケーブルを使ってネットワーク機器と各種端末を接続する方法です。

現在では、オフィス・公共の場所・自宅などで無線LANの普及が進んでいますが、オフィスや施設などでWi-Fiが導入されている場合でも、基幹ネットワークから各フロア・部屋までは有線LANでつながっています。

オフィスの開設やインターネット環境の見直しで悩むのが、パソコンなど各種デバイスをつなぐLANケーブルを「有線」にするか「無線」にするかです。
ここでは、無線LANと比較したときの有線LANのメリット・デメリットをご紹介します。

有線LANのメリット

有線LANの主なメリットは、以下の2つです。

これらは業務でインターネットを使用する際に重要なポイントです。
ここではそれぞれのメリットについて詳しく解説します。

通信速度が速く安定している

有線LANの主なメリットとして、通信速度が速く安定していることが挙げられます。

無線LANには以下の2つの周波数がありますが、それぞれの特徴ゆえに通信速度が不安定になってしまうデメリットがあります。

有線LANではLANケーブルを直接パソコンにつなげるため、距離や障害物、電化製品などによる電波障害の影響を受けることなく、安定した高速通信が可能です。

オンライン会議やネット通話をする際に、有線LANであれば通信速度が不安定になり画面がフリーズしたり、音声がブツブツ途切れたりするリスクを防げるでしょう。

通信速度の速さは送受信できるデータ量にも比例するため、動画や画像など大容量のデータを送受信する際も、有線LANにした方が快適に通信できます。

セキュリティ面で安心して使える

有線LANのメリットとして、セキュリティ面で安心して使えることも挙げられます。

無線LANの場合、電波を盗まれて悪用される可能性があります。
例えば、アクセスポイントの通信を不正に盗聴・収集する「Wi-Fiスニッフィング」や、偽のアクセスポイントを設置して情報を傍受する「Wi-Fiスポットのなりすまし」に注意が必要です。

攻撃者の標的となる情報には、ユーザーID・パスワード・電子メール・IPアドレス・Webコンテンツ情報など、個人情報や機密情報が含まれます。
これらの情報が盗まれて悪用されると、個人や企業へ大きなダメージを与える可能性があるため注意が必要です。

有線LANの場合は、外部の攻撃者が遠隔で通信の傍受をすることはできなくなり、LANポートも目視で確認して判断できるため、Wi-FiスニッフィングやWi-Fiスポットのなりすましのリスクは回避できます。

もちろん、有線LANにすればセキュリティ面で安心というわけではありません。
例えば、攻撃者がネットワークスイッチの空ポートに接続したり、LANケーブルを改造したりして侵入・盗聴することは可能です。
有線LANは、無線LANと比べて比較的安全だといわれていますが、有線LAN固有のセキュリティリスクへの対策は欠かせません。

有線LANのデメリット

有線LANの主なデメリットは以下の2点です。

いずれも業務に支障をきたす可能性があるデメリットのため、導入の際は注意が必要です。
ここでは、それぞれのデメリットと対策を解説します。

ケーブルの配線が煩雑になりやすい

有線LANのデメリットの一つは、ケーブルの配線が煩雑になりやすいことです。

配線ケーブルがオフィスの床の上でぐちゃぐちゃになっていたり、壁に垂れ下がっていたりすると、見栄えがよくありません。
掃除がしにくくてオフィスを清潔に保つのが難しくなったり、来客の際に会社のイメージが悪くなったりするリスクがあります。
従業員が配線ケーブルにつまずいて転倒したり、断線・破損につながったりする可能性もあるため注意が必要です。

LANケーブル同士を束ねたり、家電製品のケーブルが近くにあったりすると、干渉不良や通信不良の恐れがあるともいわれています。
スタッフの増員や機器の増設で、接続するLANケーブルが増えてしまい、配線が乱雑になったまま放置されてしまう場合も考えられます。

ケーブルの配線が煩雑にならないためには、LANケーブルの整理整頓が必要です。
整理整頓のコツとして、適切なLANケーブルを選ぶことや、モール・結束バンドを活用することなどが挙げられます。
場合によっては、ケーブルをオフィスの床下に配線するOAフロアを導入したり、壁内に配線したりするなど、根本的な対策が必要な場合もあるでしょう。

LANケーブルを整理整頓する必要性や上手にまとめるコツについては、「オフィスのLANケーブルをすっきり整理！上手な配線のコツを解説」もご覧ください。

ケーブルが届く範囲でしか使えない

有線LANのデメリットとして、ケーブルが届く範囲でしか使えないことも挙げられます。

有線LANでインターネット接続をする際は、パソコンなどのデバイスをLANケーブルでモデムとつなげなければなりません。
そのため、使える場所がLANケーブルの届く範囲に限定されてしまいます。

例えば、場所を移動してパソコンを使った打ち合わせをしたくても、その場所にLANケーブルがなければインターネットに接続できません。
生産性を上げるためにフリーアドレスを導入したい場合も、デスクだけでなくカウンタータイプの席やソファー席を用意したければ、それぞれの場所にLANケーブルが届くように配線を工夫する必要があります。

有線LANでは、接続機器の場所に合わせて配線をするため、新部署の設立や社員の増員などでレイアウトを変更させたい場合に、柔軟に対応できない可能性があります。
レイアウトを大幅に変更したければ、再びLANケーブルの配線工事が必要な場合もあるでしょう。

有線LANは、電波が届けば場所を問わずにインターネットに接続できる無線LANと比較すると、柔軟性に欠けます。
手軽に持ち運べるノートパソコンや、有線LANでは接続できないタブレットやスマートフォンを利用したい場合は、有線LANと無線LANを組み合わせるのもよいでしょう。

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有線LAN工事の費用相場

有線LAN工事の主なパターンとして、以下の３つのケースが挙げられます。

ここでは、それぞれのケースにおける費用相場について解説します。

ケース①同じ部屋内の有線LAN工事の場合

同じ部屋内の有線LAN工事の場合、費用相場は10万円前後を目安にできるでしょう。
これには、作業員の派遣・配線・ルーターの設置・機器の設定などが含まれています。

接続する機器の数に応じてLANケーブルの本数が必要になり、LANケーブルの規格・長さ・種類に応じて価格は異なります。
作業員の派遣については、業者によって人件費が異なるため、複数社に見積もりを依頼するとよいでしょう。

ケース②部屋をまたぐ有線LAN工事の場合

部屋をまたぐ有線LAN工事の場合、費用相場は10万円～を目安にできます。

部屋をまたぐ場合は壁を通過させる必要があります。
部屋内にモジュラージャックが付いていれば、壁内にLANケーブルを通す準備ができているため、配線の追加や延長をする作業を行うだけで、ケース①の10万円前後に1万～5万円ほどをプラスした金額が相場であるといえるでしょう。

モジュラージャックの取り付けから作業しなければならない場合は、屋外に配線を通すなどケーブルを長く引っ張ってくる必要があるため、さらに費用と時間がかかると考えられます。

ケース③別フロアへの有線LAN工事の場合

別フロアへの有線LAN工事の場合、費用相場は15万円～を目安にできます。

別フロアへLANケーブルを通す場合は、壁内配線が必要です。
ケース①の10万円前後に、壁内配線の費用5万～10万円ほどをプラスした金額が相場になるといえるでしょう。

別フロアへの有線LAN工事は、フロアの数や壁内に配管があるかなどで費用相場に大きな差が出ます。
オフィスの規模や建物の築年数によっては大がかりな工事が必要になり、費用総額が100万円以上になる場合もあります。

ここでご紹介した費用相場はあくまでも目安で、実際の費用はケースバイケースです。
詳細な金額を知りたい場合は、実際に業者へ問い合わせる必要があります。

LAN配線工事の見積もりは、『OFFICE110』までお気軽にお問い合わせください。
入念なヒアリングや現地調査を行い、お客様のご要望に合った最適なプランを業界最安値でご提案いたします。

有線LANの配線工事の流れ

有線LANの配線工事の流れは、大きく以下の3ステップです。

ここでは、各ステップのポイントを解説します。

有線LANの配線やレイアウトを考える

有線LANの配線工事では、事前に自社で有線LANの配線やレイアウトを考える必要があります。

考えておきたい主な項目は以下の3つです。

専門業者に下見と見積もりを依頼する

有線LANの配線工事の2つ目のステップは、専門業者に下見と見積もりを依頼することです。

専門業者に問い合わせをして、接続機器の台数や種類、希望する工事内容などを伝えます。
いつまでに工事を終わらせたいのか、工期についても相談しておくと安心です。

大がかりな工事でなければ、ヒアリングに基づいて見積もりを出してもらえる場合があります。
大規模工事の場合は、現地調査をしてもらってから、より正確な見積もりを出してもらうことになるでしょう。

現地調査の際は、オフィスのレイアウト図などを用意しておくなら、それを見ながら相談してイメージが湧きやすくなります。
正確な見積もりを出してもらうには、現状や要望を細かく伝えることが大切です。

なお、複数の業者に見積もりを依頼する際は、同じ条件にすることで比較しやすくなります。

日程調整をして工事を実施する

有線LANの配線工事の3つ目のステップは、日程調整をして工事を実施することです。

規模にもよりますが、有線LAN工事は数時間～1日、長くて1週間程度かかります。
業務に支障が出ないよう、日程についてもしっかりと話し合っておくとよいでしょう。

建物内に配管がある場合はそれを利用して、コンセントからLANケーブルを引いて設置し、比較的短時間で工事が終わります。
配管がない場合は、ルーターからLANケーブルを延長して、部屋の内部の壁に沿って各フロア・部屋に有線LANを引いていきます。

ケーブルがむき出しになると見栄えがよくないため、モールなどを使ってスッキリ見えるようにするとよいでしょう。
フラットケーブルを使ってドアや窓を通せば、壁に穴を開けずにLANケーブルを引き込めます。

見栄えが気になる場合は、ケーブルを建物の外に出して、つなぎたい部屋の外から内部に接続することも可能です。
最短距離で配線できるため、屋内の壁に沿ってケーブルを引くよりもケーブルなどの部品費用を抑えられますが、壁に穴を開ける作業が発生します。

LANケーブルを引いたら、機器の設置・設定や各種ケーブルの配線を行います。
工事が終了したら、立ち会って工事内容に問題がなかったかを確認し、定められた方法で支払いをして完了です。

有線LAN工事の業者の選び方

有線LAN工事で失敗しないために、信頼のおける業者を選ぶことが大切です。
有線LAN工事の業者を選ぶポイントは以下の3点です。

ここでは、それぞれのポイントについて解説します。

実績があり評判のよい業者か確認する

有線LAN工事の業者を選ぶ際は、実績があり評判のよい業者か確認することが大切です。

業者の累積工事数や事例は、Webサイトで事前に確認できます。
自社の規模と同じくらいのオフィスや店舗における工事実績が豊富な業者であれば、相談から工事の実施までスムーズに進むでしょう。

『OFFICE110』は、LAN/WANの大規模工事から小規模オフィスの配線整理まで、規模を問わずに全国対応しています。
12万社以上の実績を誇り、お客様からの満足と信頼を積み重ねてきました。

電気担当者をはじめ電気工事士など工事専門の資格を持つプロのスタッフが、高い技術力で丁寧かつスピーディーなLAN配線工事を行いますので、安心してお任せください。

見積もりは明確で適正な金額か確認する

LAN配線工事の業者選びで重要なポイントとして、見積もりは明確で適正な金額か確認することも挙げられます。

見積書には工事の詳細や作業ごとの費用、工期などが記載されています。
具体的には、派遣費・LAN配線費・ルーター設置費・HUB設置費・PCネットワーク費などが含まれます。
各項目が明確でわかりやすく記載されているかを確認しましょう。

見積内容にわからないことがあれば、積極的に質問することは大切です。
丁寧に回答してくれる業者であれば信頼できるでしょう。

「○○一式」のように、漠然とした内容が記載されている場合や、極端な値引きを提示して即決を迫るような場合は注意が必要です。
すぐに契約をするのではなく、複数の業者から見積もりを取って、適正な金額か確認するとよいでしょう。

『OFFICE110』は、LAN工事のプロスタッフによる入念なヒアリングと現地調査を行って、お客様のご要望に合ったベストなプランをご提案いたします。
見積もりの詳細や機器の使用をわかりやすく説明し、納得のうえお申し込みいただきますので、安心してご相談ください。

保証やアフターサービスがあるか確認する

LAN配線工事の業者を選ぶ際は、保証やアフターサービスがあるか確認することも大切です。

専門知識を持つプロが工事をしたとしても、人間が作業をする以上ミスが生じる可能性は否定できません。
オフィス規模のLAN工事は複雑で、トラブルが生じやすい点にも注意が必要です。
工事後にトラブルが発生した場合に、すぐに対応してくれる業者であれば安心して任せられます。
アフターフォローに関して、契約書に十分な説明が記されているか確認しましょう。

『OFFICE110』では、LAN工事の保守・サポートとして、1ヶ月間の保証期間を設けています。
LANに関する機器については、新品製品は1年（メーカー保証）、中古機器は1ヶ月（弊社独自保証）を設けていて、期間内の不具合があれば無償にて機器交換をいたします。

オフィスの有線LAN工事は『OFFICE110』へ

オフィスの有線LAN工事は『OFFICE110』にお任せください。

OFFICE110のLAN工事では、専門知識を持つプロのスタッフが、お客様に満足いただける信頼のサービスをご提供いたします。

弊社は12万社以上の取引実績を誇り、丁寧なヒアリングと現地調査による明確な見積もりからアフターサービスまで、ワンストップで安心してお任せいただけます。

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「新規開業にあたりLANを構築したい」「移転に伴いLANや機器の見直しをしたい」「拠点間でネットワークを構築したい」など、LAN・ネットワークのご相談は、『OFFICE110』までお気軽にお問い合わせください。

有線LANの配線工事のよくある質問

最後に、有線LANの配線工事のよくある質問を3つご紹介します。

有線LANの配線は自分でできますか？

有線LANの配線は、電気工事や電話工事にかかわらない範囲であれば特に資格は不要で、知識と技術さえあれば誰でもできます。

ただし、美しい仕上がりを求めるのであれば、プロに任せるのが安心です。

プロであれば、ただ配線を束ねたりモールで隠したりするのではなく、拡張性を持たせつつオフィスのレイアウトを考慮に入れた設計ができます。

複雑なLAN構築の場合はさらに難易度が高まり、中途半端な知識で作業を行うと、オフィス全体のシステムに不具合が生じるリスクもあるでしょう。

LAN工事の詳細やプロに任せるべき理由については、「宅内LAN配線工事の方法・費用・業者の選び方【自分でできる？】？」でも解説していますのでご覧ください。

有線LANの工事時間はどれくらいですか？

有線LANの工事時間は、数時間～1日、長くても1週間程度です。

工事の規模や作業内容などによってかかる時間は異なるため、業者との打ち合わせの際に確認しておくとよいでしょう。
トラブルを想定して、余裕を持った計画を立てるなら安心です。

有線LANの配線が長いと遅くなりますか？

有線LANの配線が長くても、通信速度にほとんど影響を与えません。

ただし、LANケーブルの近くに電磁波を発する家電があるなど、環境によってはノイズを拾って通信速度が遅くなる場合があります。
配線を長くする場合は、周囲の環境にも気を配って、レイアウトを考える必要があります。

通信速度に影響を与えるのは、LANケーブルの長さよりも規格です。
LANケーブルは、Cat5・Cat6・Cat7・Cat8のようにいくつかのカテゴリーに分かれていて、数字が大きくなるほど通信速度が速くなります。

なお、LANケーブルが問題なく使える最大距離は100mまでとされています。
大規模施設などで100ｍを超える配線が必要な場合は、光ケーブルを活用した方法があります。

LANケーブルと光ケーブルの比較や、両者を組み合わせた配線方法については、「LANケーブルと光ケーブルの違いとは？6項目から徹底比較！」をご覧ください。

まとめ

有線LANの配線工事について、有線LANのメリット・デメリットや費用相場・工事の流れ・業者の選び方をまとめました。

有線LANは無線LANと比較して、通信速度やセキュリティの面でメリットがあります。
しかし配線が煩雑になりやすかったり、使える場所が限定されたりするデメリットもあります。
LAN工事をする際は、有線LANと無線LANを上手に組み合わせるなど、ニーズに合わせた方法およびレイアウトを考えることが大切です。

オフィスの有線LAN工事は10万円前後でできる場合もありますが、規模や方法によって実際の価格は大きく異なるため、レイアウトを考えたうえで信頼できる専門業者に見積もりを依頼するようにしましょう。

業者選びで大切なポイントは実績・コスト・アフターサービスです。

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