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ソフトバンクの「データシェアプラス」は、法人契約でも利用できます。親回線となるスマートフォンのデータ容量を、業務用のiPadやタブレット、モバイルWi-Fiルーターなど、最大5台の子回線と共有できるサービスです。
ただし、スマートフォン同士でギガを分け合うことはできません。また、複数のスマートフォンで専用データ容量を共有していた旧「法人データシェア」は新規受付を終了していますが、データシェアプラス自体が終了したわけではありません。
本記事では、ソフトバンクのデータシェアプラスの仕組み・料金・対象プラン・利用条件を整理したうえで、法人契約での申し込み方法や利用できない原因、個別プランと比較する際のポイントまで解説します。
現在契約中のプランを確認したい方も、スマートフォンとタブレットを新たに導入したい方も、気になる項目からご確認ください。
監修者
旗島 洸司(はたしま こうじ)
保有資格: ソフトバンククルー/ドットコムマスター/ITパスポート
OFFICE110にて21年以上にわたり法人向け通信インフラの導入を支援。ソフトバンク・NTT西日本で全国2位の営業実績を持ち、業界のスペシャリストとして活躍する。特に法人携帯の分野では、提案力とサポート力を強みに、500超えの企業から支持されている。
結論|法人契約でも利用できますが、スマートフォン同士の共有には対応していません
データシェアプラスは、親回線のスマートフォンが契約しているデータ容量を、iPad・タブレット・モバイルWi-Fiルーターなどの子回線と共有するサービスです。親回線1回線につき子回線を最大5回線まで登録できますが、スマートフォンを子回線に指定してギガを分けることはできません。
法人では、営業担当者へスマートフォンとiPadをセットで配布したり、店舗や現場でタブレットを単独利用したりする場面があります。データシェアプラスを利用すれば、子回線ごとに大容量のデータプランを契約せず、親回線のデータ容量を共有できます。
一方、親回線と子回線にはそれぞれ対象となる端末・料金プランが決められています。まずは、データシェアプラスの基本的な仕組みと、テザリングとの違いを確認しましょう。
データシェアプラスでは、データ容量を提供するスマートフォンなどを「親回線」、その容量を利用するタブレットやモバイルWi-Fiルーターなどを「子回線」として登録します。
子回線は親回線の近くに置く必要がなく、それぞれの端末がソフトバンク回線へ直接接続します。そのため、営業担当者がスマートフォンを持って外出している間も、別の場所にある業務用タブレットを単独で利用できます。
例えば、親回線として営業担当者のスマートフォンを登録し、子回線として商談用iPadや社内の共用タブレットを設定できます。ただし、子回線の対象にiPhoneやAndroidスマートフォンは含まれません。
したがって、「社員同士で余ったギガを分ける」「複数の社用スマートフォンでデータ容量を共有する」といった使い方には対応していない点に注意してください。
出典:ソフトバンク「データシェアプラス」「データシェアプラスと家族データシェアの違い」
データシェアプラスとテザリングは、どちらもスマートフォンの契約データ量をほかの端末で利用する方法です。ただし、端末の接続方法や、子端末を単独で利用できるかに違いがあります。
データシェアプラスでは、子回線がソフトバンクのモバイル回線へ直接接続します。一方、テザリングはスマートフォンをWi-Fiルーターのように使い、近くにあるパソコンやタブレットをインターネットへ接続する機能です。
日常的に使うiPadやタブレットを、スマートフォンとは別の場所でも通信させたい場合はデータシェアプラスが便利です。反対に、外出先で一時的にパソコンを接続する程度なら、子回線の契約が不要なテザリングの方が使いやすいでしょう。
なお、現行の対象プランでは、親回線・テザリング・データシェアプラスの子回線で使用したデータ量が合算されます。両方を併用する場合は、各端末の利用量をまとめて管理することが大切です。
出典:ソフトバンク「データシェアプラス」「テザリングオプション」
結論|終了したのは旧「法人データシェア」の新規受付です
複数のスマートフォンなどで専用データパックを共有する旧「法人データシェア」は、2019年9月12日に新規受付を終了しました。一方、スマートフォンからタブレットなどへデータ容量を分ける「データシェアプラス」は、現在も法人契約で利用できます。
「ソフトバンクのデータシェアは終了した」といわれることがありますが、これは複数のサービスが同じような名称で提供されているためです。
以前の法人データシェアと、現在利用できるデータシェアプラスでは、対象端末やデータ容量の持ち方が異なります。名称だけで判断せず、自社が利用したい仕組みに対応しているかを確認しましょう。
旧「法人データシェア」は、代表回線が契約する法人データシェア専用パックを、同一請求先番号グループ内の複数回線で共有するサービスです。スマートフォンを含む多くの回線で、まとまったデータ容量を分け合える仕組みでした。
旧「法人データシェア」は、2019年9月12日をもって新規受付を終了していますが、ソフトバンク公式では、現在加入可能な基本料(料金プラン)を利用中の場合は、今後も加入できると案内されています。契約状況によって加入可否が異なるため、詳細はソフトバンクへ確認してください。
出典:ソフトバンク「【新規受付終了】法人データシェア」
現在、新たに検討できるのは、親回線のデータ容量をiPadやタブレットなどへ共有するデータシェアプラスです。個人契約だけでなく、法人契約も対象となっています。
旧法人データシェアとの主な違いを整理すると、次の通りです。
つまり、現在もソフトバンクでデータ容量を共有することは可能です。ただし、複数の社用スマートフォンでギガを分ける旧方式ではなく、スマートフォンとタブレットなどを組み合わせる方式へ変わっています。
データシェアプラスは、子回線で「基本プラン(データ)」を利用する場合、データシェアプラス自体の月額使用料が0円です。ただし、子回線の基本料金や端末代金まで無料になるわけではありません。
また、親回線として利用できるデータプランも決められています。特に、現在新規受付中の「ミニフィット2」は対象外となるため、料金だけでなくデータシェアへの対応状況も確認しましょう。
現在の一般的な契約構成では、子回線に「基本プラン(データ)」を設定します。この場合、データシェアプラスのオプション料はかかりませんが、基本プラン(データ)の月額1,078円は必要です。
主な料金の考え方は、次の通りです。
※ 金額は2026年7月時点の税込価格です。※ データシェアプラスの月額使用料が0円になるのは、子回線の基本料が「基本プラン(データ)」の場合です。子回線の基本料金、端末代金、各種手数料などは別途かかります。※ 子回線では対象となるデータプランへの加入も必要ですが、データシェアプラスの適用中は、親回線・子回線で選択したデータプランのうち、子回線側のデータプラン定額料は請求されません。※ データシェアプラスの適用前および終了後は、子回線で選択したデータプランの料金が適用されます。※ 契約中の旧プランや端末によって、料金・利用条件が異なる場合があります。
「データシェアは無料」と案内されることがありますが、無料なのはあくまでデータシェアプラスのオプション料です。子回線を1台追加する場合は、少なくとも基本プラン(データ)の料金と端末代金を含めて検討しましょう。
出典:ソフトバンク「データシェアプラス」「基本プラン(音声)/基本プラン(データ)」「データシェアプラス提供条件書」
2026年7月時点で法人向けに新規受付中のスマートフォン向けプランでは、「テイガク無制限」をデータシェアプラスの親回線に設定できます。一方、「ミニフィット2」は親回線・子回線のどちらにも指定できず、「ペイトク2」は法人契約の対象外です。
このほか、すでに契約中のメリハリ無制限+・メリハリ無制限なども、データシェアプラスの親回線として利用できる場合があります。
ただし、新規受付が終了したプランへ新たに加入することはできません。現在の契約を継続したまま利用する場合は、料金プラン名と提供条件を確認してください。
「メリハリ無制限+」と「ミニフィットプラン+」は、2026年6月1日で新規受付を終了しています。既存契約で利用する場合はデータシェアプラスの対象可否を確認し、新規契約では現在受付中の法人向けプランを基準に検討してください。
出典:ソフトバンク「法人向け料金プラン・割引」「テイガク無制限」「ミニフィット2」「ペイトク2」「データシェアプラス」「データシェアプラス提供条件書」
データシェアを含めた料金構成が分からない場合もご相談ください
OFFICE110では、親回線の料金プラン、子回線の台数・端末・利用量を整理し、データシェアと個別契約の料金を比較します。現在のプランが対象か分からない場合や、スマートフォンとタブレットをまとめて導入したい場合も、契約内容を確認しながらご案内します。
データシェアプラスを利用するには、親回線・子回線の端末や料金プランだけでなく、回線数や請求グループなどの条件も満たす必要があります。
特に注意したいのが、最大5回線という子回線数と、親回線・テザリング・子回線を合算したデータ利用量です。申し込み前に、自社の端末構成と想定する通信量を確認しておきましょう。
親回線1回線に登録できる子回線は、最大5回線です。また、法人向けの案内では、親回線と子回線を同一の請求グループにまとめることが条件とされています。
複数拠点や部署ごとに請求先を分けている企業では、同一請求グループの条件に合わない場合があります。請求管理を変更すると社内処理にも影響するため、経理上の運用も含めて確認しましょう。
出典:ソフトバンク「データシェアプラン」「データシェアプラス提供条件書」
テイガク無制限や、すでに契約中のメリハリ無制限+・メリハリ無制限などの対象プランでは、データシェアプラスの利用量だけに独立した月間上限が設けられているわけではありません。ただし、親回線・テザリング・すべての子回線を合算した利用量が、直近30日間で300GBを超えると速度制御が行われます。
300GBを超えたことが確認された時点から翌日0時まで、親回線・テザリング・子回線の通信速度が送受信時最大4.5Mbpsに制限されます。
直近30日間で300GBを超えた場合、追加データを購入して通常速度へ戻すことはできません。動画配信や大容量ファイルの送受信、オンライン会議などを複数端末で継続する場合は、利用量を事前に見積もりましょう。
例えば、5台のタブレットで毎日大量の動画を再生したり、クラウドへ大容量データを常時アップロードしたりすると、親回線を含む合計利用量が増えやすくなります。
一方、営業資料の閲覧やメール、Web検索、業務アプリの利用が中心であれば、データシェアでまとめた方が管理しやすいケースもあります。台数だけでなく、各端末で何を行い、どの程度の通信量が発生するかを基準に判断してください。
※ 直近30日間300GBの条件は、テイガク無制限・メリハリ無制限+・メリハリ無制限などの対象プランに適用されます。※ 300GBは子回線だけの利用量ではなく、親回線・テザリング・データシェアプラスの子回線を合算したデータ量です。※ 混雑する時間帯や、機械的な大量通信と判断された場合などには、300GBを超えていなくても通信速度が制御される場合があります。※ 上限のある旧料金プランでは、契約しているデータ容量を超過した場合の速度や追加データの扱いが異なります。
出典:ソフトバンク「データシェアプラス」「データシェアプラス提供条件書」
データシェアプラスは、端末の設定画面で機能をオンにするだけでは利用できません。親回線・子回線の契約内容を整えたうえで、データシェアプラスへ申し込む必要があります。
申し込み後すぐに適用されるわけではなく、原則として翌請求月からデータ容量の共有が始まります。利用開始を急ぐ場合は、端末の導入時期と請求締日を踏まえて申し込みましょう。
最初に、親回線と子回線がデータシェアプラスの対象になっているかを確認します。現在の契約内容が分からない場合は、料金明細や法人コンシェルサイト、契約時の書類などで料金プラン名と端末を調べましょう。
特に、すでにソフトバンクを利用している企業では、回線ごとに料金プランや請求先が異なることがあります。端末を追加する前に、現在の契約状況を一覧にしておくと手続きがスムーズです。
対象プランと端末を確認したら、親回線・子回線の契約とデータシェアプラスの申し込みを行います。新規契約と同時に申し込む場合と、利用中の回線へ追加する場合では窓口が異なることがあるため、契約先へ事前に確認してください。
データシェアプラスを解除した場合は、申し込んだ請求月の末日まで適用され、翌請求月から子回線で事前に選択していたデータプランが適用されます。また、親回線を解約・解除した場合や、子回線がすべてグループから外れた場合は、グループ全体のデータシェアプラスが終了します。解除後の子回線料金が変わる可能性があるため、手続き前に確認してください。
出典:ソフトバンク「データシェアプラス」「データシェアプラン」「データシェアプラス提供条件書」
データシェアプラスを利用できない場合は、端末の故障や通信設定よりも、料金プラン・対象端末・請求グループ・適用時期に原因があるケースが多く見られます。
申し込めない場合と、申し込んだのにまだ利用できない場合では確認する項目が異なります。まずは、契約内容から順に見直しましょう。
最初に確認したいのは、親回線の料金プランと子回線の端末です。次のいずれかに該当する場合は、契約内容を変更しなければ利用できません。
「スマートフォン同士でデータを共有したい」という場合は、データシェアプラスでは対応できません。各回線へ適切なデータプランを設定するか、用途によってはテザリングの利用を検討しましょう。
プランと端末が対象でも、親回線と子回線の契約状態によっては利用できません。特に、申し込み直後に通信できない場合は、適用開始日を確認してください。
契約内容は、法人コンシェルサイトや料金明細、契約時の書類などから確認できます。原因を特定できない場合は、親回線・子回線の電話番号、端末名、料金プランを整理したうえで、ソフトバンクまたは購入窓口へ問い合わせるとスムーズです。
データシェアプラスは、タブレットを追加するすべての法人に最適とは限りません。子回線の利用量が比較的少なく、親回線とまとめて管理したい場合には向いていますが、大容量通信を続ける端末には個別プランの方が適することもあります。
料金だけでなく、端末の用途や利用場所、親回線を変更した場合の影響まで含めて判断しましょう。
次のような法人では、データシェアプラスを利用するメリットが大きくなりやすいでしょう。
例えば、営業担当者のスマートフォンを親回線とし、商談用iPadを子回線にすれば、iPad専用の大容量プランを契約せずに通信環境を用意できます。また、テザリングの接続操作や親端末のバッテリー消費を気にせず、iPadを単独で使える点もメリットです。
一方、子回線で大量のデータ通信を行う場合や、親回線に左右されず運用したい場合は、データ通信専用3GB・50GBプランなどの個別契約も比較しましょう。
特に、オンライン会議・動画配信・大容量ファイルの送受信を日常的に行うタブレットは、親回線と容量を共有するとほかの端末にも影響が及ぶ可能性があります。
データシェアプラスを選ぶ前に、直近のデータ利用量、端末ごとの用途、子回線の台数、今後の増台予定を確認し、個別契約との月額差を比較しましょう。
旗島(はたしま)
データシェアを検討するときは、台数だけでなく端末ごとの使い方を確認することが大切です。営業資料の閲覧が中心のiPadと、オンライン会議や動画確認に使うタブレットでは、必要なデータ量が大きく異なります。直近数カ月の利用量を確認し、通信量の多い端末だけ個別プランに分けるなど、データシェアと個別契約を組み合わせる方法も検討しましょう。
データシェアと個別プランを比較して、自社に合う構成を選びましょう
OFFICE110では、スマートフォン・タブレットの用途や台数、想定するデータ利用量を確認し、データシェアと個別契約の料金・運用方法を比較します。現在の契約を見直したい場合も、新たに複数端末を導入する場合も、法人携帯全体の費用を踏まえてご提案します。
データシェアプラスは、子回線の通信費を抑えられる可能性がある一方、親回線の料金プランや端末の組み合わせ、請求グループ、利用量まで確認する必要があります。
OFFICE110では、法人携帯の台数・端末・利用用途を確認し、データシェアを利用する構成と、子回線へ個別プランを設定する構成を比較できます。ソフトバンクだけでなく、ほかのキャリアを含めた料金・端末の比較も可能です。
「データシェアを利用した方が安いのか分からない」「タブレットを何台まで追加できるか確認したい」といった段階でも問題ありません。現在の料金明細や利用中の端末など、確認できる情報から契約状況を整理します。
法人携帯とタブレットを無駄なく導入するなら、OFFICE110へ
OFFICE110では、端末ごとの用途・台数・データ利用量をもとに、データシェアと個別契約を比較し、自社に合う料金プランをご提案します。新規契約・乗り換え・機種変更から、導入後の増台や契約内容の見直しまで対応しますので、スマートフォンとタブレットの料金をまとめて見直したい方は、まずはご希望をお聞かせください。
ソフトバンクの旧「法人データシェア」は新規受付を終了していますが、スマートフォンのデータ容量をiPad・タブレット・モバイルWi-Fiルーターなどへ共有する「データシェアプラス」は、現在も法人契約で利用できます。
ただし、スマートフォン同士でギガを分けることはできません。また、対象プランや同一請求グループなどの条件があり、親回線1回線につき登録できる子回線は最大5回線です。
データシェアが適しているかは、子回線の台数や利用量によって変わります。タブレットの通信量が多い場合は個別プランも比較し、端末代金・基本料金・データ利用量を含めた法人携帯全体の費用で判断しましょう。
現在の契約内容の確認から、スマートフォン・タブレットの新規導入、料金プランの見直しまでまとめて検討する場合は、OFFICE110へご相談ください。