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【図解】電話の子機の増設方法|注意点や費用相場も解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

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【図解】電話の子機の増設方法|注意点や費用相場も解説

【図解】電話の子機の増設方法|注意点や費用相場も解説

  • 従業員が増えて子機が足りなくなった
  • コードレスの通話可能範囲をもっと広げたい

このような場合は、子機(コードレス)の増設が必要です。
ビジネスフォンの子機は大きく3つの種類に分けられ、種類ごとに特徴が異なります。

本記事では、子機増設について以下の点をまとめました。

  • 子機(コードレス)の3種類と特徴
  • 増設方法
  • 増設時の4つのチェックポイント
  • 増設にかかる費用

子機を増やしてオフィスの電話環境を快適にしたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次

  1. 電話の子機(コードレス電話機)の種類は3つ

  2. 電話の子機の増設方法・つなぎ方を徹底解説
  3. 電話の子機増設の前に必ず確認すべきポイント
  4. 電話の子機の増設にかかる費用相場まとめ
  5. ビジネスフォンの子機の増設は『OFFICE110』へご相談ください
  6. まとめ
登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

電話の子機(コードレス電話機)の種類は3つ

電話の「子機」というと、「コードレス電話機」を指す場合もあれば、「主装置以外の固定電話機」を指す場合もあります。
本記事では、持ち運びできる「コードレス電話機」を子機と定義したうえで、解説を続けます。

子機の種類は、おもに以下の3つです。

  • アナログコードレス
  • デジタルコードレス
  • DECTコードレス

それぞれの子機の特徴を解説します。

アナログコードレス

アナログコードレス電話機

アナログコードレスは、アナログ信号を使う子機です。
※使用周波数は250MHzもしくは380MHz。

1つのアンテナと1つの子機を接続して使うのが原則で、複数の子機を1つのアンテナに登録することはできません。

シングルゾーン接続

このように、アンテナ数と子機数が1:1の関係になる接続方法を「シングルゾーン接続」と呼びます。

アナログ電波は壁など障害物を回り込んで長距離まで届くのが特徴で、アンテナから50~80m離れても通話可能です。

音質はそれほど良好ではありませんが、このあとご紹介するデジタルコードレスより導入コストが安めで、予算を多く取れない場合に重宝するでしょう。

デジタルコードレス

デジタルコードレス

デジタルコードレスは、デジタル信号を利用する子機です(PHSとも呼ばれる)。
※使用周波数は2.4GHz。

1つのアンテナに対して複数の子機を登録できる「マルチゾーン接続」に対応しています。
※一部シングルゾーン接続の製品もあります。

マルチゾーン接続

この接続方式だと、接続していたアンテナの電波範囲外に出ても別のアンテナに接続が切り替わるため、続けて通話が可能です。

デジタル電波は、短く真っ直ぐ飛んで障害物をすり抜けます。
電波が届く範囲は比較的狭く、アンテナから10mほど離れた場所まででしか使えません。
ただしマルチゾーン接続の製品であれば、複数のアンテナを設置することで広い範囲でも通話可能です。

デジタルコードレス

音質がよく、相手の声をはっきり聞き取れるため、音質重視の方はこちらがおすすめです。

注意点として、2.4GHzは電子レンジなどさまざまな電子端末の干渉を受けやすいため、設置環境に配慮するようおすすめします。

DECTコードレス

DECTコードレス電話機

DECTコードレスは、デジタルコードレスの一種です。

違いは使用周波数で、1.9GHzを使います。
前述のとおり2.4GHzは電波干渉を受けやすい周波数帯ですが、1.9GHzだと干渉が低減されます。

このタイプの子機は、「アナログ方式のように使用範囲が広く、デジタル方式のように障害物をすり抜ける」のが特徴です。
障害物が多くなければ、アンテナから300mほど離れても使えます。
障害物が多い屋内だと、50mほどでしょう。

なお通信方式は、シングルゾーン接続とマルチゾーン接続に対応しています。

音質もクリアで優秀な子機ですが、導入コストがまだまだ高いのがデメリットです。

電話の子機の増設方法・つなぎ方を徹底解説

ここからは、ビジネスフォンで子機を増設する方法を解説します。

基本的に、増設に必要なものには以下のものがあります。

  • 電話線(主装置~ローゼット)
  • モジュラージャック(ローゼット~電話機)
  • アンテナ

※はじめに※子機の増設には業者の工事が必須!

大前提として、電話の子機の増設は、自分ではできません。

データ設定という複雑な作業を伴うため、プロの業者への依頼が必要です。

状況によっては、アンテナの増設や配線工事などさらに作業が加わり、自力では不可能です。
必ず信頼できる業者に依頼しましょう。

子機の増設には「アンテナ」の購入・設置が必要

子機の増設には、一般的にアンテナの購入・設置が求められます。

前述のとおり、子機の種類により、必要なアンテナ数は変わります。

  • アナログコードレス:子機1台に対して1つのアンテナ
  • デジタルコードレス:子機数台に対して1つのアンテナ

デジタルコードレスのマルチゾーン接続では、1つのアンテナに数台を接続できますが、台数はメーカーにより異なります。
例を挙げると、NTTは3台接続、サクサなら4台つなげます。

どれほどの子機を使うかにより、必要なアンテナ数や設置場所をシミュレーションしましょう。

なお、アンテナと子機のつなぎ方ですが、おおまかに説明すると以下のとおりです。

  1. アンテナを天井や壁に設置する
  2. 子機を設置する
  3. 子機でアンテナをサーチして接続する

詳細な設定や実際の作業は、プロの業者に依頼しましょう。

今のアンテナに空きがあれば「データ設定」のみ

現在の状況によっては、必ずしも子機増設時に新しいアンテナの購入・設置が必要でない場合もあります。

デジタルコードレスやDECTコードレスのマルチゾーン接続を使っていて、接続可能台数に空きがあるケースです。

たとえば、3台接続できるNTTのアンテナがあり、現在2台のコードレスしか登録されていないとしましょう。
この場合は1台分の空きがあるため、そこに増設できます。
必要なのは増設する子機の購入とデータ設定のみです。

一方、2台以上増設する場合は1台までしかカバーできないため、別途アンテナの購入と配線工事が必要です。

電話の子機増設の前に必ず確認すべきポイント

電話の子機増設の前に必ず確認すべきポイント

電話の子機を増設する前には、以下4つのポイントを確認しましょう。

  1. 主装置の接続可能台数を確認する
  2. アンテナの接続可能台数を確認する
  3. 通信方式や接続方式を確認する
  4. 主装置と子機のメーカーを確認する

各ポイントについて解説します。

主装置の接続可能台数を確認する

設置してある主装置に、増設したい子機分の余力があるかチェックしましょう。

子機はいくらでも増設できるわけではありません。
1つのアンテナに接続できる子機数が限られているのと同様、主装置に接続できるアンテナ数も限られています。

主装置内部にはさまざまなユニットがあり、搭載してあるユニットの中身により、接続台数が決まります。
増設する子機の数が接続可能台数以下に収まるようにしましょう。

もしもユニットに空きがなければ、主装置の入れ替えが必要です。

アンテナの接続可能台数を確認する

各アンテナにいくつの子機を接続できるかもチェックしましょう。

先ほども強調しましたが、アンテナの種類やメーカーにより、接続可能台数は異なります。

  1. シングルゾーン接続:1つのアンテナにつき子機1台
  2. マルチゾーン接続:1つのアンテナにつき数台(メーカーによりキャパシティは異なる)

接続方式や接続可能台数が分からない場合は、製品の取扱説明書を見るか、メーカーのカスタマーサポートに問い合わせましょう。

通信方式や接続方式を確認する

以下のように、通信方式や接続方式には種類があります。

  1. 通信方式:アナログ方式、デジタル方式、DECT方式
  2. 接続方式:シングルゾーン接続、マルチゾーン接続

オフィスでの利用シーンに合った製品を購入するために、現在のシステムの方式を確認してください。
製品に記載されている型番を検索すれば、方式に関する情報が出てくるはずです。

検索して見つかった情報にもとづき、増設のプランを立てましょう。
たとえば以下のようなフローで計画できます。

  1. 現在の子機がアナログ→新たに同じ数のアナログコードレスのアンテナと子機を購入
  2. 現在の子機がデジタルでマルチゾーン接続→既存アンテナの空きがある→デジタル方式/マルチゾーン接続対応の子機を購入(空きがなければデジタルコードレスのマルチゾーン接続アンテナも購入)
  3. 現在の子機がDECTでシングルゾーン接続→新たに同じ数のDECTコードレスのアンテナと子機を購入

このように、通信・接続方式に合った機器を準備しましょう。

なお増設を考えているタイミングで、アナログコードレスとデジタルコードレスを入れ替えてしまう選択肢もあります。
業務でどのように電話を使いたいかによって、適切な通信方式・接続方式は異なります。

たとえば、現在アナログコードレスを使っているものの、音質が気になるうえに機器が古くなっているのなら、デジタルコードレスやDECTコードレスに入れ替えるほうがよいかもしれません。
逆に、古いデジタルコードレスを使っていて全体的な変更が必要に思える場合、導入予算と接続可能範囲が優秀なアナログコードレスに入れ替えるのがよい場合もありえます。

あるいは、アナログコードレスやデジタルコードレス両方を導入するなど、併用する案もありです。
このあたりは、既存設備の耐用性や利用ニーズなどを考慮して決めましょう。

注意点として、併用する場合は、電話機が混在しないように気をつけましょう。

主装置と子機のメーカーを確認する

既存の設備も使い続けるのであれば、原則として、主装置とアンテナ・子機のメーカーは合わせましょう。

同じメーカーにしないと、通信できない可能性が高いです。

一方同じメーカーなら、世代が異なるとしても基本的に増設できます。

「製品価格が安い」「魅力的な機能がある」といった理由で、互換性がない違うメーカーの製品を買わないようにしてください。

電話の子機の増設にかかる費用相場まとめ

電話の子機の増設にかかる費用相場まとめ

ここからは、電話の子機を増設する際の費用相場を見ていきましょう。

コードレス子機の費用相場と、増設工事の費用相場をご紹介します。

コードレス電話機の費用相場

子機の費用相場ですが、接続方式をベースにすると、以下が相場です。

シングルゾーン

  • 新品:6万円前後
  • 中古:1~4万円

マルチゾーン

  • 新品アンテナ:8万円前後
  • 新品コードレス:8万円前後/台
  • 中古アンテナ:1~5万円
  • 中古コードレス:1~5万円/台

複数台の子機を接続できるマルチゾーンタイプのほうが、全体的に費用が高めです。

子機の増設工事の費用相場

増設工事の費用相場は以下のとおりです。

  1. 派遣費:1万円
  2. データ設定費:3,000円/件
  3. 電話機設置工事費:9,000円/台
  4. アンテナ設置工事費:1万円/台

上記の金額はあくまで概算です。

最終的な工事費用は業者により異なります。
相見積もりを取るなどして相場感をつかみ、費用がリーズナブルなサービスを選びましょう。

ビジネスフォンの子機の増設は『OFFICE110』へご相談ください

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『OFFICE110』では、ビジネスフォン全般をはじめ、多種多様なオフィス機器を取り扱っております。
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販売している子機はすべてS級品。
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工事費用におきましても、一般の相場より安い料金を設定しております。
以下は基本的な工事費用です。

■工事費(主装置と同部屋内)

  1. 派遣費7,000円
  2. データ設定費5,000円/件
  3. 電話機設置工事7,000円/台
  4. アンテナ設置工事7,000円/台

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まとめ

電話の子機を増設する場合、子機の種類と特徴を押さえることが大切です。
本記事のポイントをかんたんにまとめると、以下のとおりです。

接続方式

  1. シングルゾーン接続:子機1台/アンテナ
  2. マルチゾーン接続:子機数台/アンテナ(接続可能台数はメーカーによる)

通信方式

  1. アナログコードレス:シングルゾーン接続のみ。音質はそれなりながら、広範囲で使え導入予算も安い
  2. デジタルコードレス:シングル&マルチゾーン接続。1アンテナあたりの通話範囲は狭いが、音質がよくアンテナを数台で共有可能
  3. DECTコードレス:シングル&マルチゾーン接続。導入コストは高いが、使用範囲が広く電波干渉を受けにくい。

現在のビジネスフォンの設備に合わせて、接続方式や通信方式を選び、製品を購入しましょう。

子機の増設方法がよく分からない場合や、予算が限られていてリーズナブルな製品を探している場合などは、ぜひ『OFFICE 110』へご相談ください。

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