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LANケーブルの寿命とは?劣化の原因・症状・交換時の選び方を解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

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LANケーブルの寿命とは?劣化の原因・症状・交換時の選び方を解説

LANケーブルの寿命とは?劣化の原因・症状・交換時の選び方を解説

オフィスでインターネットを使っていて、「最近ネットが遅くなった…」と感じていませんか?
または古いLANケーブルを使っていて、断線しているなど明らかな劣化は見られませんか?

既にこのような症状が現れているのなら、それはLANケーブルの寿命のサインです。

もしも寿命がきたLANケーブルを使い続けると、大きな通信障害に発展し業務がストップする可能性がある上に、感電や火災を引き起こす恐れがあり大変危険なので早めの交換が必要です。

そこで今回は、LANケーブルの寿命に関して、以下の4点を分かりやすく解説しています。

  • LANケーブルの寿命はどれくらいか
  • LANケーブルの寿命を早める原因
  • LANケーブルが劣化している時の症状
  • LANケーブルを選ぶ際のチェックポイント

古いLANケーブルを使っていて交換が必要か知りたい方や、新しく選ぶ際にはどのようなケーブルを購入したら良いか知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

  1. LANケーブルの寿命は何年?交換時期とは

  2. LANケーブルの寿命を早める原因はおもに3つ

  3. LANケーブルの劣化の症状とは?寿命のサイン

  4. LANケーブルを選ぶ際のチェックポイント5選!

  5. LAN配線やオフィス環境の改善は『OFFICE110』へ!
  6. まとめ
登 雄三

監修者

登 雄三
(のぼり ゆうぞう)

保有資格:工事担任者(AI・DD総合種)/電気工事士

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国各地でビジネスフォン・複合機・防犯機器などのOA機器の販売や電話工事、電気工事、LAN配線工事、VPN構築を主に手掛ける。2023年には名古屋へ拠点進出。

LANケーブルの寿命は何年?交換時期とは

LANケーブルの画像

LANケーブルにはおおよその寿命・交換時期がありますが、実際には、製品のスペックや使用状況によっても異なります。

そこでまずはじめに、LANケーブルの耐用年数と寿命の目安をご紹介した上で、劣化したケーブルを使い続けたらどうなるのかについて徹底解説します。

LANケーブルの耐用年数と寿命の目安

まずはじめに、LANケーブルの耐用年数は「18年」と定められています。

この「耐用年数」とは何かというと、税法上で定められた機器の寿命で、ざっくり言うと“国がおおまかに予想した”機器の寿命のこと。

あくまでも国が予想した年数であって実際の寿命ではないため、『18年経ったLANケーブルは一切使えなくなる』というわけではないことを頭に入れておきましょう。

そこであえてLANケーブルの寿命を定義するならおよそ「20年」程度だと言えますが、実際はそれ以上使えることもあれば、その前に使えなくなることもあります。

使用状況によっては急速に劣化する場合も

LANケーブルの耐用年数は18年で、寿命は20年ほどとご紹介しましたが、使用状況や製品のスペックによっては20年を切る可能性も十分にあり得ます。

使い方が悪ければ急速に劣化して数年間でだめになってしまうこともありますし、酷い場合には数ヶ月で不具合が出始めることすらあるのです。

もちろん一般的な使い方をしていれば、すぐに使えなくなることはほぼありませんが、さまざまな要因によって急速に劣化する可能性もあると理解しておくと良いでしょう。

具体的に、どのようなことがLANケーブルの劣化を早めてしまうのかについては、次章で詳しく解説します。

劣化したケーブルを使い続けるとどうなる?

劣化したLANケーブルを使い続けた場合、以下のようなリスクがあります。

  • ネットワーク障害が出る
  • 感電したり発火したりする

ご存知の通りLANケーブルはインターネット接続に利用するものなので、もしも内部が損傷したら、ネットが繋がりにくくなったり速度が落ちたりと、通信障害が発生する恐れがあります。

感電や発火については、通常はLANケーブルにかかる電圧は微小なため稀ですが、「PoE機器(LANケーブルを使った電力供給技術)」を使用している場合、大きな電圧がかかるため、可能性はゼロではありません。

いずれにしても、LANケーブルが劣化しているのであれば早めの交換が望ましいのです。

LANケーブルの寿命を早める原因はおもに3つ

LANケーブルの寿命を早めてしまう原因には、以下の3点が考えられます。

  1. ケーブルやコネクタへの負荷
  2. 高温・多湿や紫外線による劣化
  3. コネクタからケーブル内部への浸水

それぞれの原因について、詳しく見てみましょう。

ケーブルやコネクタへの負荷

LANケーブルが劣化する1つ目の原因は、ケーブルやコネクタへの負荷・ダメージです。
負荷をかける原因となる行為を具体的にまとめると、以下のとおり。

  • 床に乱雑に配線されていて頻繁に踏んでしまう
  • デスクや椅子の脚部で踏みつけている
  • 過度な曲げや引っ張りがある状態で配線されている
  • 不必要にPCのLANポートで抜き差ししている
  • PCを動かす際にLANケーブルがよく引っ張られる
  • デスクとデスクの間でLANケーブルを挟み込んでいる など

LANケーブルを頻繁に踏ん付けたり引っ張ったり、挟んだりすると、内部で断線して使えなくなる恐れがあります。

またコネクタに関しては、不用意に抜き差しを繰り返していくうちにツメ部分が変形したり、接触不良が起こるかもしれません。

このように物理的な負荷をかけるような行為は、LANケーブルの寿命を早める原因となるので注意しましょう。

高温・多湿や紫外線による劣化

LANケーブルの劣化を早める2つ目の原因は、高温・多湿や紫外線です。

高温(熱)や多湿(水分)はLANケーブルに大きな負荷をかけてしまうため、過度に高温な場所結露が起きやすい場所加湿器の近くなどでは配線しないように注意しましょう。

また紫外線はLANケーブルの「被膜(絶縁体の外側に被せられるもの)」を傷める原因となるため、窓際などの直射日光が当たる場所で露出しないようにお気を付けください。

なお日焼けや色褪せが目立つLANケーブルはすでに劣化している可能性が高いため、トラブルが起きる前に買い替えることをおすすめします。

コネクタからケーブル内部への浸水

LANケーブルの寿命を早める3つ目の原因は、コネクタからケーブル内部への浸水です。

「うっかり飲み物をケーブルにこぼしてしまった!」はよくあるケースだと思いますが、水分が少しケーブル部分にかかる程度であれば、すぐに拭き取れば特に問題はありません。

しかしコネクタからケーブル内部まで水が入り込んでしまった場合、腐食損傷して使えなくなったり、ショートを引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

もしも水濡れによりショートしてしまったら、接続している周辺機器の故障につながる可能性や、異常発火により勢いよく炎が出る危険性もあるため十分に気をつけましょう。

LANケーブルの劣化の症状とは?寿命のサイン

ここからは、LANケーブルが劣化しているときに現れる症状について解説します。
以下のような症状がある場合、LANケーブルの寿命である可能性が高いといえます。

  • 通信速度が遅い・回線が途切れる
  • 断線など明らかな経年劣化が見られる

こういった寿命のサインが出ているなら、トラブルになる前に早めに交換しましょう。

通信速度が遅い・回線が途切れる

寿命サインの一つは、通信速度の低下や回線の途切れです。

通常有線LANは無線LANよりも通信が安定しやすいものの、LANケーブルが劣化していると、Zoomのテレビ電話にラグや途切れが生じたりと、通信速度の低下を感じることがあります。

またWebページが開けなくなったり、ファイルのダウンロード中にプロセスが停止したりと、突然通信が途切れるような障害も発生するかもしれません。

このような症状が出ているなら、まずは原因はLANケーブルにあるのか、それとも他の要素にあるのか、原因の切り分けを行いましょう。

【ルーターや回線に問題がない場合】

  • 1台のPCしか症状が出ていない
  • →そのPCまたはPCに挿さっているLANケーブルが原因の可能性あり

  • 複数台のPCで症状が出ている
  • →LANケーブルを集束しているハブまたはハブまでのLANケーブルが原因の可能性あり

このように原因を切り分けて、LANケーブルに問題があれば寿命と考えると良いでしょう。

断線など明らかな経年劣化が見られる

別の寿命サインは、断線など明らかな経年劣化が見られることです。
長年同じLANケーブルを利用していて、以下のような症状は出ていないでしょうか。

  • コネクタ端子の摩耗
  • コネクタ部のツメの破損
  • 断線
  • 亀裂
  • 大きな変色
  • カビ

もしこのような状態になっていて、かつ導入からかなりの年数が経過しているなら交換のタイミングですので、不具合が出る前に早めに交換しましょう。

一方さほど年数が経っておらず、微小な被膜の亀裂があるくらいで通信問題などがないなら、すぐには変えなくても問題ありません。

熱収縮チューブや絶縁テープなどで補修し、以降は丁寧に取り扱えば当面は使用可能です。

LANケーブルを選ぶ際のチェックポイント5選!

工事業者の選び方

LANケーブルは製品バリエーションが多いため、どれを選んだら良いか悩む方も多いでしょう。
そこでここからは、LANケーブルを選ぶ際にチェックしたい5つのポイントをご紹介します。

  1. 「通信規格(カテゴリ)」から選ぶ
  2. 「形状」から選ぶ
  3. 「長さ」から選ぶ
  4. 「構造」から選ぶ
  5. 「接続タイプ」から選ぶ

①「通信規格(カテゴリ)」から選ぶ

LANケーブルを選ぶ上で最も重要なのは、「通信規格(カテゴリ)」です。
Nケーブルには、性能差が異なるカテゴリが存在し、カテゴリの数字が高いほど「通信速度」や「伝送帯域」などの性能が上がります。

  • 通信速度
  • どれだけ速くデータを送受信できるか示す指標。1秒間に何ビットのデータを送受信できるか示す「bps」という単位が使われる。

  • 伝送帯域
  • データを伝達するために使われる周波数の幅広さを示す値で、単位として「Hz(ヘルツ)」が用いられる。

この通信速度と伝送帯域の数値が大きいほど、快適な通信ができるというわけです。
では以下で、現在販売されている主なLANケーブルの特徴を表にまとめました。

カテゴリ 最大通信速度 伝送帯域 費用相場
(10メートルあたり)
カテゴリ5e(CAT5e) 1Gbps 100MHz 500円
カテゴリ6(CAT6) 250MHz 700円
カテゴリ6A(CAT6A) 10Gbps 500MHz 1,000円
カテゴリ7(CAT7) 600MHz 1,700円
カテゴリ7A(CAT7A) 1,000MHz
(希少のため)
カテゴリ8(CAT8) 40Gbps 2,000MHz 4,000円

カテゴリを選ぶ際の大切なポイントは、利用している回線の速度に規格を合わせることです。

たとえば、最大通信速度2Gbpsの光回線を使用しているのに、LANケーブルがカテゴリ6以下だと、最大パフォーマンスを発揮できません。
時速200kmで走行できる車でも、制限速度が80kmの道路を走っているようなものです。

そのため、回線の最大速度と同等以上の通信速度を持つLANケーブルを選びましょう。
1Gbpsを超える回線が主流になっているため、可能ならカテゴリ6A以上がおすすめです。

ただし性能が高いLANケーブルは価格も高いため、予算面を考える必要もあります。
近い将来に回線の最大通信速度が大幅に高くなる予定がなければ、カテゴリ8など最新規格にこだわる必要はありません。

②「形状」から選ぶ

LANケーブルを選ぶときは、「形状」にも注目する必要があります。
形状には以下のような種類があり、それぞれ特徴が異なるため最適なものをお選びください。

通常ケーブル

通常ケーブルの画像(LD-TWS/BU1 ELECOM)(画像引用:LD-TWS/BU1 ELECOM

ケーブル部分が丸いスタンダードなタイプで、曲がりが少ない場所での配線におすすめ。
ノイズ(電磁波の干渉)の影響を受けにくいため長距離配線に適していますが、厚みがあるため取り回しはしにくいでしょう。

スリムケーブル

スリムケーブル(LD-TWSS/BU1 ELECOM)(画像引用:LD-TWSS/BU1 ELECOM

通常ケーブルよりも細身で、軽く取り回ししやすいのが特徴です。
ただしノイズにそれほど強くないため、比較的短い距離での使用をおすすめします。

フラットケーブル

フラットケーブル(LD-TWSF/BU1 ELECOM)(画像引用:LD-TWSF/BU1 ELECOM

ケーブル部分が平型をしたケーブルで、厚みがないため、床に這わせて配線するときや家具の裏側を通して配線するときにおすすめ。
ただしノイズにはそれほど強くないため、用途に合わせて選びましょう。

③「長さ」から選ぶ

LANケーブル選びの大切な要素として、形状だけでなく「長さ」も挙げられます。
オフィスの広さやレイアウトに合わせて、最適な長さのケーブルを選ぶことが重要です。

例えば長さに余裕がないLANケーブルを購入すると、機器の置き場所が限られ、レイアウトの自由度が少なくなってしまいます。

またはLANケーブルを届かせようと無理に引っ張ってダメージを与えたり、見栄えの悪い配線になったりする可能性もあるでしょう。

しかし反対に、必要以上にケーブルが長いと、配線がごちゃごちゃとして乱雑になったり足に引っ掛けやすくなったりと、トラブルの原因となるので最適な長さを選ぶことが大切です。

④「構造」から選ぶ

さらに、内部の「構造」にも注目すると、より良いLANケーブルを選ぶことができます。
まずLANケーブルの構造の違いとして、「単線」「より線」の2タイプがあります。

LANケーブルを切って断面を見ると分かりますが、内部には複数の銅線が走っています。

LANケーブルの単線・より線を説明する画像

「単線」は1芯が1本の太い動線で構成されており、通信の安定性に優れているため、10メートルを超えるような長距離配線に向いています。
ただし単線のLANケーブルは固めのため、柔軟性には欠けており取り回しには向きません。

「より線」は7本の細い銅線で構成されており、柔らかいため取り回しが容易なのが特徴。
しかし単線タイプよりは通信の安定性が落ちるため、数メートルほどの比較的短い距離での使用をおすすめします。

⑤「接続タイプ」から選ぶ

最後に、LANケーブルの「接続タイプ」もチェックしておくと良いでしょう。

ストレートケーブル、クロスケーブルを説明する画像

ストレートケーブル:内部の銅線がまっすぐストレートに伸びているタイプ

「ストレートケーブル」は、内部の銅線が真っ直ぐストレートに伸びているタイプで、両端のコネクタ部を見ると銅線のカラーの並びが同じです。
一般的にパソコンと周辺機器(ハブやルーター)を接続する場合に使用されることが多いです。

クロスケーブル:内部の銅線が交差しているタイプ

クロスケーブルは内部の銅線が交差しており、両端のコネクタ部を見ると、銅線のカラーの並びが違うのがわかります。
他の機器を使用せず、パソコンとパソコンを直接接続する場合に使用されるケーブルです。

LAN配線やオフィス環境の改善は『OFFICE110』へ!

office110-support-team

LANケーブルの配線は、自分でできる範囲と、業者に依頼したほうが良い範囲があります。

デスク周りの簡単なLAN配線なら自分でも十分可能ですが、フロア中にLANケーブルを這わせたり、LANコンセントを増設したりするとなると、専門知識がなければ難しいでしょう。

もし失敗すると、見栄えが悪くなったり引き直しができなくなったりするだけでなく、ネットが全不通になったりループ障害が起きたりと、トラブルにつながる危険性があります。

よって業務に支障をきたすことのないよう、大がかりなLANケーブルの配線は、信頼できる業者に依頼するのが一番です。

全国に12万社以上の取引実績を誇る『OFFICE110』では、LAN配線をはじめオフィス環境の改善を模索している方に、トータルソリューションを提供いたします。

LAN配線工事やビジネスフォンのセットアップ・複合機の販売など、オフィスに関連したサービスに幅広く対応。

「LANケーブルに寿命のサインが出ているので、まとめて交換したい」
「LANケーブルを新しくしたいけど、自分で取り回しをするのは難しいから手伝ってほしい」

オフィスに関するどんなご要望にも、専門スタッフが丁寧にお応えいたします。
些細なご相談やお見積りだけでも、ぜひ『OFFICE110』にお気軽にご相談ください。

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まとめ

LANケーブルの寿命は、およそ20年です。

しかしあくまでも目安であって、もっと長持ちする可能性もあれば、使用状況や製品の質によってはすぐにダメになる場合もあります。

結局のところLANケーブルの寿命は環境によるところが大きく、一定の寿命は存在しないため、本記事でご紹介した「劣化を早める原因」を避けるようにしましょう。

別の点として、LANケーブルの寿命がきていないとしても、通信環境のスペックを考えて交換するほうがよいこともあります。

せっかくオフィスに超高速回線を引いているのに、LANケーブルのカテゴリが低くてパフォーマンスを発揮できなければ意味がありません。

もし現在、古いカテゴリのLANケーブルを使っているのなら、通信環境改善のために交換を検討するのもおすすめです。

『OFFICE110』では、社内LANに関するお客様のご質問やご相談をお待ちしております。
ささいな質問にも分かりやすく回答いたしますので、お気軽にお尋ねください。

  • Mo, Tu, We, Th, Fr 09:00-19:00 0120-595-110 OFFICE110 福岡県福岡市中央区薬院3-11-3TSビル6F お客様納得の低価格
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